あっぱれ技術大国ドイツ

あっぱれ技術大国ドイツ 熊谷徹
読み終わりました。

電車の中で読む本を忘れてしまい、急遽立ち寄った本屋で買った本でしたが面白かったです。
国としてドイツが好きでタイトルを見ただけで即買いでしたが満足いくものでした。

本の内容を少し紹介

ドイツ南部の産業都市アウグスブルクにあるベーヴェ・システック社という企業の紹介から始まります。
ベーヴェ社は文書を自動的に折りたたんで封筒に入れ封緘する自動封入・封緘(ふうかん)機を製造・販売していて、この機械を含めたメーリングに関する機器では、世界トップのメーカーだそうだ。
日本では1997年にNTTグループが使い始めたというからこの企業の凄さが分かる。

このようなニッチな市場で技術力を発揮している企業があるのかと思ったが、まさにそこがドイツ企業の強みで、他の誰もが手を出していない所で圧倒的な技術力で製品を作る。
効率の違いにより世界中の企業はそのメーカーに頼ることになる。

なるほどなと思いました。


日本にも高い技術力を持っている中小企業がたくさんあり、最近はその技術力に注目が集まっています。
何年か前に痛点を潜り抜ける抜けるほど細い注射針を作ることに成功した日本の中小企業がありましたよね。
日本の中小企業のことを、ドイツでは中規模企業(ミッテルシュタント)といい、多くのミッテルシュタントが紹介されています。
また、ミッテルシュタントだったところが今では世界的に有名な大企業になっているケースも多くあります。

他には、ドイツ国内には数学教師が足りない、学力の低下などの問題も多く問題も取り上げられていて、ドイツのことを知るいい機会となりました。


「好きな割には何も知らないんじゃない?」と言われればまさにその通りなんですが・・・(ただビールが少し好きでドイツに興味があるだけなんです

今は電車の中で読んでる本は「びっくり先進国ドイツ」という同じ方が書いた本なのです。
GDPが4-5位くらいのドイツが先進国だなんて、びっくりしないけどさ…って思ったのは秘密です。



現在、興味があり読みたい・知りたいと思っていることは、
1、日本の歴史
あまりにも古い歴史と言うわけではなく、幕末〜明治維新、戦争の日々の1894〜1945の50年間など(現在、祖父たちの零戦を読んでいます)

2、世界の歴史
ヨーロッパの革命が続いた時代や、アメリカの南北戦争、中国が列強国に植民地にされてしまった(詳しく知らないので、違っていたらごめんなさい)背景などに興味あり

3、志
竜馬がゆく坂の上の雲などを読んで、過去の若者が志を胸に歴史を作っていったことを知りました。
現在は、北方謙三水滸伝」を読んでいます。

4、有名どころ
シェイクスピア 訳小田島雄志
小田島雄志という方が訳したものが読売新聞・編集手帳で紹介されていて興味を持ちました

アンナ・カレーニナ レフ・トルストイ
「幸せな家庭は互いに似ている」で有名な本。

レ・ミゼラブル 訳黒岩涙香
名前だけならだれでも聞いたことがあるんじゃないですか?自分もです(笑)

グレート・ギャツビー スコット・フィッツジェラルド 
人気小説「ノルウェイの森」で主人公が絶賛していた本。

世界的に有名な物語には、時代、国籍を違えず人の心を惹きつける何かがあるのだろうというのが自分の考えで、そういうのを読んでおくことは必要だろうと考えています。話のネタ的にもね

読みたいもの多すぎて、速読できるようになればと考えています。わりと本気で